人気のプログラミング言語、Javaとは?
Javaは在庫管理システムの開発によく使われるプログラミング言語で、リリース当初から今も高い人気を保ち続けています。Javaのスキルを習得するにあたり、まずはその特徴や人気の理由について見てみましょう。
Javaとは
Javaを開発したのは、サンマイクロシステムズのジェームス・コリンズ氏です。最初にリリースされた1995年から15年以上経過した現在は、2020年9月にリリースされたJava15が最新バージョンとして使用されています。2018年9月にリリースされたJava11も長期サポート版として使用されています。
JavaはC言語やC++を基に開発されているプログラミング言語、ということで構文はC言語やC++とよく似ています。ただし、基となった2つのプログラミング言語よりもJavaのほうが機能的です。「Write once, run anywhere(一度プログラムを書いてしまえば、どのコンピューターでも動く)」というJavaのスローガンは有名で、スローガンにあるとおり開発者が一度書いたらどこでも実行できるプログラミング言語として長く愛用されてきました。新たなプログラミング言語が次々に生まれてきた中で、古い言語の部類に入るJavaの人気は衰えることがありません。2019年の段階で、クライアント・サーバー型のWebアプリケーション開発において高い人気があります。900万人もの開発者が今もなおJavaを使用しており、Google開発に使用されるPythonやC++と合わせて3大言語と呼ばれている話も有名です。
特徴
Javaの特徴は、スローガンの「Write once, run anywhere」にすべてが集約されています。「Java Virtual Machine(略称JVM:Java仮想マシン)」で動くため、あらゆるコンピューターで動かすことが可能です。つまり、Javaの開発環境さえ整えてしまえばハードウェアやオペレーティングシステムの機能に関係なく同じ動作を実行できる、ということです。
人気がある理由
Javaは汎用性が極めて高い言語であることから、幅広いジャンルの開発言語として高い人気を保ち続けています。ソフトウェア開発のプラットフォーム「GitHub」が発表した2019年版の年次レポートによれば、人気のプログラミング言語ランキングにおいてJavaは3位でした。2020年5月のTIOBEプログラミングコミュニティーインデックスでも2位を獲得するなど、開発者の間で高い人気があることがさまざまな形で証明されています。人気がある主な理由は、汎用性や処理速度、セキュリティコントロールなどの性能面のバランスが優れていることです。難易度としては高いほうですが習得すれば強みとなる言語です。
レコメンド
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Javaエンジニアの需要と将来性
Javaは汎用性と安全性が高く、開発環境を選ばない言語です。幅広いジャンルのシステム開発に使用できることから需要は今も高く、その状況が今後大きく変化することはないと考えられています。案件単価や新規案件の増え方については多少の懸念があるものの、経験を重ねてスキルアップしていけるエンジニアの将来性は今後も変わりません。
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人気のプログラミング言語、Javaとは?
数多くあるプログラミング言語の中でも人気が高いJavaは、1995年から現在までさまざまなシステム開発で使用されてきました。サンマイクロシステムズが掲げたJavaのスローガンとして有名な「Write once, run anywhere」にあるとおり、一度書けばどのコンピューターでも動くことが最大の特徴です。
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在庫管理、在庫管理業務とは?
在庫管理とは自社が保有する資材や商品に関する情報を管理することで、売上向上とコスト削減を目的に行われます。在庫管理業務の流れは、「入庫」から「荷受け」「検品」「保管」と続き、受注後は「ピッキング」「検品」を経て発送されます。データの正確性が作業の正確性に直結するため、ミスがないように注意しなければなりません。