在庫管理システム開発に役立つJavaのメリットとは

ライブラリやAPIが多い

システム開発を効率的に進めるためには、ライブラリやAPIの存在が欠かせません。JavaにはたくさんのライブラリやAPIがあり、画像処理やグラフィック、構文分析など、目的に対応しているライブラリは探せばすぐに見つかります。例えば、画像処理なら「OpenCV」、グラフィックなら「JavaFX」、構文解析なら「JavaParser」などがあります。APIについては、日付処理やデータベース処理、配列・繰り返し処理が標準装備となっていて、エンジニアにうれしい機能が豊富です。

実行環境の自由度が高い

Javaの実行環境は、Javaの開発環境を最適化できるJVM（Java仮想マシン）というプログラムです。JVMにはコンピューターと人とをつなぐ通訳者のような役割があり、ハードウェアやオペレーティングシステムに関係なくJavaのプログラムを動かすことが可能です。「Write once, run anywhere（一度プログラムを書いてしまえば、どのコンピューターでも動く）」というスローガンのとおり、プログラムの実行環境を選ばないということは、それだけでもエンジニアにとって大きなメリットではないでしょうか。

実行速度が速い

Javaの実行速度は、他のプログラミング言語と比べてもかなり速いほうです。システム開発において実行速度はとても重要な要素なので、さまざまなシステム開発でJavaが選ばれています。Javaの実行速度が速いのは、Javaがコンパイラ言語であることが関係しています。コンパイラ言語はインタプリタ言語よりもデータ処理能力が高いため、実行速度も速くなるのです。

Javaはセキュリティ面に優れている

Javaはオブジェクト指向言語で、セキュリティ面で優れたシステム開発に適しています。セキュリティ面で優れたシステムを開発するためには、Javaやオブジェクト指向言語の仕組みをよく理解する必要があります。簡単にできることではありませんが、Javaを自由に操れるようになれば開発ジャンルの幅を大きく広げることができます。エンジニア求人を少し探してみると、Javaを使った大規模システム開発の多さに気づくことでしょう。汎用性が高くセキュリティ面に優れている言語は、在庫管理システムや基幹システムなどの重要なシステム開発にも安心して使用できます。Javaを習得するまでに多少の時間がかかるとしても、その後のリターンを考えるとエンジニアにとっては大きなメリットです。